Canvaの背景リムーバはプロ版から使用できる機能です。お金を払う価値はあるの?と迷っている方…結論から言えば「課金の価値あります!」です。
手順は簡単、写真を選択して『背景リムーバ』をクリックするだけ。ちょっとビックリするくらいの精度で細部までキレイに切り抜いてくれます。
無料版をお使いの方は、まずは30日間無料のお試し期間でその仕上がりを試してみては?
※サンプルは全てテンプレートとして使用できるので、それぞれリンク先をご利用ください!
テーマ『人物を切り抜く』
文字の上に切り抜いた人物写真を重ねるとデザインに奥行きが出て立体的なイメージに。
正確に伝えなければならない文字情報には不向きですが、読めなくても問題ないタイトルや大見出しの一部なら思い切って上に被せてしまうのもデザイン的には有り!です。
サンプル-1
背景リムーバで切り抜いた後の写真に、『影付き』エフェクトから『ドロップ』を適用。奥行きが感じられるように影を追加しています。
⚫︎手順メモ
▼手前の人物写真
・画像を編集→背景リムーバ
・画像を編集→影付き→ドロップ
▼背景
色をピンク(#F5A8AD)に変更(元の写真の色を参考に)
サンプル-2
切り抜いた人物写真に調整を追加。色調補正してメリハリを付けます。
背景は高彩度のトーンに変更。文字もネオンエフェクトを加えて派手なイメージにすることで、手前の人物との色のコントラストを強調します。
⚫︎手順メモ
▼手前の人物写真
・画像を編集→背景リムーバ
・画像を編集→調整
(各項目)
・明るさ:-17
・明暗:26
・彩度:-100
・明瞭度:100
・ハイライト:100
・影付き:63
▼背景
・画像を編集→カラーミックス→Marine
・画像を編集→トリッピー→Fluorite
・背景画像の透明度→64に変更
テーマ『物を切り抜く』
こちらは商品など『物』を切り抜いて配置したデザイン。バナーや商品紹介には写真の切り抜きは欠かせないですよね。背景のトーンやレイアウトを工夫することで手前の写真を目立たせます。
サンプル-3
手前のトマトの写真は、切り抜いた後に『サンプル-1』と同様の『影付き』のエフェクトを適用。
背景はグリッド機能を使って料理のクローズアップ写真を並べます。
⚫︎手順メモ
▼手前の物写真
・画像を編集→背景リムーバ
・画像を編集→影付き→ドロップ
▼背景
・素材→グリッド→横5列のグリッドを選択
・それぞれ適当な写真を挿入
サンプル-4
手前の写真は切り抜いた後に『サンプル-1』『サンプル-3』と同様の『影付き』のエフェクトを適用。
背景写真には『Harftone』の「エフェクトを適用し、さらに『ダブルトーン』で色調を変更。商品写真と背景との見せ方に差を付け、メリハリのあるデザインにします。
⚫︎手順メモ
▼手前の物写真
・画像を編集→背景リムーバ
・画像を編集→影付き→ドロップ
▼背景
・素材→グリッド→横5列のものを選択
・それぞれ適当な写真を挿入
テーマ『複数の切り抜き画像を使用する』
コラージュのように好きな写真を集めて全体に散りばめるようなデザインの紹介です。賑やかで個性的なイメージに仕上がりますよ!
サンプル-5
背景リムーバで切り抜いた後、さらにブラシで調整する方法もあります。(詳細は動画参照)
トリミング機能なども併せて使い、上手く画像を切り抜いてみてください!
⚫︎手順メモ
▼手前の物写真
・画像を編集→背景リムーバ
・それぞれ位置やサイズに注意して全体のバランスを見ながら配置。
▼背景
・画像を編集→調整
(各項目)
・彩度:-100
サンプル-6
最後はちょっと遊びのあるものを。背景リムーバの精度を確認するために猫の写真を選んでみました。髭や眉毛も1クリックで綺麗に切り抜かれているのが分かります!
金色の「CAT」の部分はテキストではなく、1文字ずつ『フレーム』をマスクとして使用しています。(詳細は動画参照)
⚫︎手順メモ
▼手前の猫写真
・画像を編集→背景リムーバ
▼CATの文字
・素材→『フレーム』の中からC,A,Tの文字を選択
・各文字のフレームに金色の素材を挿入
終わりに
いかがでしたか? サンプルは全てCanvaの素材を使用していますが、もちろん自分の写真をアップロードして切り抜くのも簡単!
切り抜きの精度の高さについては以下の記事内でAdobe製品との比較検証もしているので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください!
Adobe Creative Cloud ExpressとCanva 比べてみました!
先日リリースされた『Adobe Creative Cloud Express』と『Canva』、一見